年始年末の求人応募や、転職活動は不利なのか?

お正月書類選考

業種や職種によって一概に一括りにはできないのですが、クリスマスが終わった後、お正月・元旦の前後3日間は、年末年始休暇を多くの企業は取ります。そのため、この時期の求人応募や、転職活動は不利になるのではないかと、不安に思う就職・転職活動中の方もいるかもしれませんが、実際はどうのでしょうか。

年末年始の就職・転職活動は不利ではないが、避けた方が無難

年末年始は、多くの企業が休みに入るため、この期間に求人などに応募しても、採用担当者からの返信が遅れる場合がほとんどです。また、年始に採用担当者が応募内容を確認するにしても、年始の採用業務以外の通常の業務をこなさなければならなかったりするので、それによってはもっと遅れてしまうこともあるでしょう。

また、応募する側の就職・転職活動中の人も、約1週間くらい企業からの返信を悶々とした気持ちで待った状態で年末年始を過ごさなければなりません。それらを気にしないという人であれば、年末年始でも求人などに応募しても良いかもしれませんが、個人的にはあまりお勧めしません。

採用活動が本格化するのは、年始の業務が一通り落ち着いてから

年末年始は、応募者への対応が遅れるため、一時的に採用活動を中断したり、求人を取り下げたりする企業もいるため、求人数が減りやすい時期になります。採用活動をしている企業としては、年末年始の業務が滞りなく片付き、落ち着いてから採用活動を進めたいというのが本音です。目の前の業務や、取引先とのやり取りが片付かずに、採用活動に力を入れるのは本末転倒だからです。実際、私が知っている限りでは、2~3月が企業、求職者ともに活発になります。

まとめ

年末年始は、就職・転職活動からは一旦距離を置いて、自分を見つめ直したり、新たな目標や課題を見つけるのに注力するのも良いのではないでしょうか。年始過ぎれば、採用を考えている企業も、春の採用シーズンに合わせて、徐々に採用活動に力を入れていきます。そこからが就職・転職のチャンスなので、それまでにリフレッシュして、力を蓄えておくことをお勧めします。