有休消化を断られたらどうする?退職間際に有休を勝ち取った体験談。

ガッツしている男性有給休暇

有給休暇は、基本的に会社が付与しなければならない義務があり、働く側にはそれを使用できる権利があります。しかし、有給休暇の使用を断られたら、あなたらどうしますか?今回は、退職間際に有休を勝ち取った体験談を紹介しますので、有給休暇を断られて困っている方は、参考にしてみてください。

25歳男性

勤めていた会社の給与や待遇面への不満と、会社の経営が傾きはじめていたこともあって、転職を決意し、退職を願い出ました。その際、未使用分の有給があったので、それを使用することを前提とした退職日程の希望を会社に提出しました。

しかし、あろうことか後日、会社側は有給何て知ったことではないといった顔ぶりで、さらっと有休を使用しない前提での退職日程を経理関係の担当から告げられました。それを告げられた私は、内心穏やかではいられず、怒り狂っていましたが、やはり会社内での出来事ということもあって、冷静にその理由等を経理関係の担当に質問しました。

すると、その口から告げられたのは、経営が傾いているから、社長から有給については無かったことにしてほしいと、事前に根回しがあったと知らされました。もちろん、経営が傾いているから有給が無効とかいう、謎の理論、理由に納得できるはずなく、それを聞いて、今いる会社にさらに失望したと同時に、更に内心ヒートアップし、何としてでも有休を勝ちとって退職してやろうという気概が沸き上がってきました。

提示された有給無効の条件に、断固として承認しかねる旨を伝えたところ、社長との面談という形での話し合いの席が設けられました。話し合いの席では、社長から経営不振を理由に有休を無かったことにすることに了承してほしいという、建前上のお願いがありました。ですが、最終的に労働基準監督署などに相談することまで覚悟していたので、もちろん私はそれを拒否。社長もしぶしぶではありましたが、有給消化の上での退職に承諾してくださいました。

編集部より

有給休暇の使用を拒否されると、もちろん拒否した会社が一方的に悪いので、やはり人間感情的になってしまいそうなところですが、会社という場で声を荒げたり、態度を豹変させるといった形での交渉は良くないでしょう。投稿者さんのように、冷静になって話し合いや、最悪労働基準監督署などに相談することを前提に、行動されることが良いでしょう。