なぜお金も時間も余裕の無い学生の新卒採用で、何回も会社に呼び出して面接するのか?

大学生学生向け

就職活動を始めた学生さんの中には、選考の過程に疑問を持ったことはありませんか?書類・WEB応募に始まり、一次面接、二次面接、三次・役員面接と、たった一社の選考・採用試験に、何度何度も採用試験が連なっていることに、誰しも一度は疑問に思ったことがあるのではないでしょうか。

全ては会社の利益と都合のため

初めに結論から言ってしまうと、二次、三次と連なる全ての採用試験・面接は、採用する会社側の利益の追求のためです。採用試験を行う企業側は、学生が捻出した交通費や時間など、これっぽちも考えてません。ですが、それも仕方がないことなのです。企業も営利目的で存在しているので、良い人材を獲得して、採用にかけた費用以上のリターンを望まなければならないのです。

特に会社の規模に比例して、選考や面接の回数が多くなる傾向が強いのですが、それは採用人数や応募者数に応じて、慎重に選考をする必要性が生じるからです。何といっても、不適切な人材を採用したら、採用担当者の評価が下がるのですから、自らの保身のためには担当者も必死です。特に大企業であればあるほど、この傾向は顕著です。

そのような、様々な部門や人材、担当者が選考を何回かに分けて担い、責任を分散する形で選考を行います。そうした度重なる選考、責任の末に、会社の中で自由にふるまえる責任者や役員が、選考を行うというのが、何回も採用試験・面接がある真理なのです。

編集部より

大学生

学生の皆さんは、就活、採用試験に呆れて、疲れ果ててしまうかもしれませんが、それにめげずに、自らが希望する業界や職種への内定を無事獲得してくれることを願います。

また、営利目的で会社が存在しているとはいえ、良心的な会社の場合には、交通費やQuoカードなどの商品券を支給する形で、学生に一定の配慮をしてくれている会社もあります。そういった会社は、極めて少ないですが、未来有る学生に優しい会社は、それだけ人材獲得にコストをかけられるという点で、業績が良かったり、社員への投資、待遇が厚い傾向にあるので、そういった会社に絞ってチェックしてみるのもいいかもしれません。