「完全週休2日制」と「週休2日制」の違いとは?どちらの方が良いのか?

休んでいる男性休日・休暇

働く人にとって、労働条件の中でも、給与と並んで特に重要なのが休日ではないでしょうか。主な休日の取得パターンとしては、「完全週休2日制」と「週休2日制」があります。この2つは混同されがちですが、大きな違いがあり、十分に理解してから求人に応募しなければなりません。今回は、完全週休2日制と週休2日制の違いについて解説します。

毎週必ず2日の休日が取れる完全週休2日制

完全週休2日制は、毎週2日の休日が取得できます。休日が1日しか取得できない週が1日でもあれば、完全週休2日制とは言えず、後述の週休2日制となります。1月に4週ある場合には、2日×4週で、1月8日間は休めることになります。毎週決まって2日間の休みが取れるのは、計画的に休みを有効活用する場合には、理想的だといえるでしょう。

また、完全週休2日制を採用している多くの会社は、基本的に土日が休日だったり、祝日やも休みの場合が多い傾向にあります。また、ゴールデンウィークやお盆、年末年始など、大型連休などもお休みである場合が多いですが、反面、平日は休みではないケースが多いです。なお、必ずしもそうではない会社もありますので、事前に確認しておくとよいでしょう。また、企業を相手にする会社なのか、個人を相手にする会社なのかで、土日が休みかどうかのざっくりとした判断ができるので、参考にしてみてください。

月に1回、2日の休日があるのが週休2日制

週休2日制は、2日休める週が月に1回以上あることを表します。2日休める週が1回でもあれば週休2日制と言えるので、残りの週は休日が1日という場合もありえます。

週休2日制は、月単位で見ると、下記のような計算式になります。
2日×1週+1日×3週=5日

つまり、毎月5日は休めるということですが、これを見て多いと思うでしょうか。それとも少ないと思うでしょうか。完全週休2日制に比べると、3日も1月当たりの休みが少ないので、よほど給与や待遇が良くない限りは、あまり良い職場環境とは言えないでしょう。さらに、祝日も休みではなかったり、シフト制のケースが多い傾向にああります。

週休2日制より、完全週休2日制の方が良いケースが多い

ここまで読んでいただければ分かる通り、基本的には週休2日制より、完全週休2日制の方が、休みが多く、祝日も休みになるケースが多いということは、ご理解いただけたかと思います。

反面、何かしらの理由で平日休みが欲しいといった場合には、週休2日制の方が仕事の選択肢としては、多くなるでしょう。平日休みが良いのか、土日祝の休みが良いのか、希望する条件に合わせて、仕事や会社を探してみてください。